子供の成長と睡眠の関係性

子供の身長を伸ばしたいと思った時に、まず改善すべきと言われているのが睡眠の習慣です。

ここでは、子供の成長に睡眠がどのように関わってくるのか、どのように改善すれば身長が伸びるのかといったことについてお話ししたいと思います。


子供の成長と睡眠の関係

『寝る子は育つ』と昔から言いますが、子供の成長と睡眠にはどのような関係があるのでしょうか。

人間は、睡眠をとると疲れが取れるようになっています。その疲れを解消させる役割を持っているのが“成長ホルモン”です。

成長ホルモンは、リラックスしたときに脳の下垂体から分泌が著しくなり、疲れが溜まっている筋肉に働きかけることによって、毎日の疲れが解消されるというわけです。他にも代謝を促進させるといった働きがありますので、大人でもとても重宝されているホルモンでもあります。

この成長ホルモンは、文字通り『成長』させるためのホルモンでもあり、成長期の子供にはとても重要な役割があります。

それが、骨の生成を促すという効果です。

思春期を過ぎるまでの子供の骨は、骨の端の方(関節近く)にある骨端線という軟骨で形成された割れ目があります。この部分で毎日新しく軟骨が形成されることで『身長が伸びる』という現象が起こるのです。

人間が最もリラックスした状態である睡眠中に活発にこういった活動が起こりますので、『寝る子は育つ』のは科学的に実証されている、というわけですね。


睡眠時間の改善ポイント

子供の身長を伸ばしたい時に睡眠について注意したいのは次の3点です。
1.トータルの睡眠時間
2.就寝時間と起床時間
3.睡眠の質

次でそれぞれ詳しく見ていくことにしましょう。

1.トータルの睡眠時間

子供にとって、睡眠は疲労を解消するとともに成長するためにもとても大事な役割があります。ですから、大人よりも多めに眠るのは当然です。

それでは、こどもはどれくらい眠るのが良いのでしょうか。下記は厚生労働省のデータから理想的な睡眠時間をまとめたものです。

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現代の子供の睡眠時間は理想の睡眠時間よりも2~3時間程短いという子もいますので、ぜひとも気をつけてあげてください。


2.就寝時間と起床時間

睡眠時間を確保するためにも、就寝時間には気をつけたいですね。

成長ホルモンは、21時半くらいから24時くらいにかけてと2時から5時くらいにかけて活発に分泌されることが分かっています。(よく『夜10時~2時の間に分泌される』という情報がサイトに載っていますが、こちらは正しくありません。)

この時間帯に、『人間が最もリラックスしている状態=睡眠中』という状態に持っていくことで、成長ホルモンの恩恵をフルに享受することが出来ます。

TVやゲーム、お勉強などで夜更かしをしていると、幼稚園生や小学生の推奨時間の10時間はとらせるのが難しいと感じる方も多いと思います。

この時期の睡眠モデルとしては、
・21時就寝→翌7時起床(睡眠時間10時間)
・20時就寝→翌6時半起床(睡眠時間10時間半)

という生活。

『晩御飯を食べたらゲームはしない』『宿題は帰宅後すぐか朝行うようにする』といった工夫が必要になりそうですね。

起床時間については、朝ごはんを沢山食べてもらうために、朝ごはんの30分前~1時間前には起床させるようにしてあげてください。朝ごはんは夜間使用したエネルギーや午前中活発に活動するためにとても重要ですが、身長を伸ばす上でもとても重要な役割を持っています。(詳しくは『子供の成長を促す朝ごはんの役割とおすすめ食材』を参考にしてください)

もしも朝が辛いという時には、トータルの睡眠時間が足りていないか睡眠の質が悪いということになります。

就寝時間を早めたり、次に記すような睡眠の質を向上させるための習慣を促したりといったことで朝も楽に起きられるようになりますので、試してみてください。


3.睡眠の質

睡眠の質を上げると成長ホルモンの分泌量が増えるということが分かっています。

睡眠の質を上げるというのは、『より深い眠りにつく』ということです。眠る前にちょっとした刺激があったりすると、交感神経が働いてしまい、質の良い睡眠を得ることが出来ません。

例えば、次のような習慣がある場合には睡眠の質が落ちることになりますので注意しましょう。
・夜間のカフェインの摂取(コーヒー、栄養ドリンクなど)
・夜食にこってりしたものを食べる(ラーメンや揚げ物類など)
・寝る前に筋トレをする(体が起きている状態になる)
・目や脳を酷使する(暗いところでの携帯・スマホ操作や眠る前のPC、TVなど)

受験勉強やテスト勉強などでカフェイン飲料を摂取させることや夜食を食べさせることもあると思います。ですが、結果的に疲れが取れずに効率が落ちることになりますのでやめるようにしてあげてください。

どうしてもお腹がすく場合にはうどんやそうめん、おじやのように消化によいものを食べさせるようにしてあげてください。

寝る前に筋肉を酷使したり、目や脳に刺激を与えたりするのもNGです。交感神経が働き、リラックスした状態に持っていきづらくなります。

眠る前にお薦めなのは、深い呼吸をしながらのストレッチです。深い呼吸には副交感神経を優位にしてリラックスさせる効果があることが分かっています。

眠る前に一度リラックスした状態になってから睡眠をとりますと、深く、質が良い睡眠がとれるようになります。

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