ストレスは子供の成長に悪影響!その理由とは?
ストレスは万病の基。
それはわかっていても、ついつい溜めてしまいがちです。
それは子供も同じ。勉強や人間関係など、大人顔向けのストレスに苛まれている子供は多いです。
そんなストレスですが、病気などの基になるだけではなく、成長にまで悪影響を及ぼしてしまう恐れがあるのをご存知でしょうか。
ここでは、そんなストレスと子供の成長の関係についてお話していきたいと思います。
子供のストレス
現代の子供は、多くのストレスに苛まれています。
そのストレスの原因となるのは、受験勉強や親からの期待によるプレッシャーもありますし、学校での人間関係で悩んでいることもあるでしょう。大人になれば軽々とスル―してしまうようなことでも、心の成長が追いついていない子供には大問題になってしまうものです。
両親の喧嘩や叱り方一つでもストレスを感じてしまうのが子供なのです。
それに加え、子供は大人よりも自分の都合ではない環境の変化に巻き込まれがちです。両親が共働きになっただとか、転勤になってしまって引っ越さなければならないだとかですね。
親としても子供を育てるために一生懸命なのですが、中々それが伝わらず、強い不安感を子供に与えてしまうこともあります。
子供はストレスが溜まるとどうなる?
子供は、ストレスが溜まってしまうとどうなるのでしょうか。
幼いうちは、怒りっぽくなったり泣きやすくなったりと感情のキャパシティが小さくなってしまい、すぐに暴れたり泣いたりしてしまいます。
もう少し自分を抑えるようになりますと、今度は身体的な症状が現れてきます。
頭痛や吐き気、腹痛などが主ですが、おねしょをしてしまったり関節が痛む成長痛として症状が現れたりすることもあります。(成長痛について詳しくは『今までの常識では対処できない?子供の成長痛を和らげる新しい方法』をご覧ください。)
喘息やアトピーを持っている子供は、その症状が悪化するということも良くあります。
また、爪を噛んだり指しゃぶりをしたり、嘘をついたりといった無意識の癖が出てしまうこともありますし、大人と同様に睡眠時間が多くなったり短くなったり食欲不振に陥ることもあります。
子供の成長とストレスの関係
こういったストレスが睡眠や食事にまで影響を及ぼしてしまった場合、子供の成長には悪影響が現れます。
食事は子供が成長するための材料である栄養素を摂取する時間です。食欲不振により栄養を摂取することが出来なくなりますと当然身長の伸びも悪くなってしまいます。
また、夜間の睡眠は子供の身長を伸ばしたい時に重要な成長ホルモンが最も分泌される時間です。ストレスが溜まっていて中々寝付けないという時には成長ホルモンの分泌をロスしてしまうことになります。
睡眠につきましては、寝すぎてしまって朝起きられなくなってしまうというのも子供の成長にはよくありません。少なくとも朝食の30分から1時間前には起きて体を目覚めさせないと朝食を摂るのは困難になってしまいます。
朝食は、子供の身長を伸ばしたいという時のキーになるほど重要な食事です(詳しくは『子供の成長を促す朝ごはんの役割とおすすめ食材』をご覧ください)。しっかりと食べさせてあげられるようにしましょう。
ストレスとの上手な付き合い方
それでは、子供がストレスを溜めてしまった時にはどうすれば良いのでしょうか。
対処法をいくつか挙げさせてもらいます。
・抱きしめるなどのスキンシップをする
・コミュニケーションを摂るようにする
・適度な運動でストレスを発散させてあげる
・ワクワクするというような気分転換をさせてあげる
子供が幼いうちは、スキンシップやコミュニケーションで不安感をぬぐうことが出来ます。
子供が大きくなるにつれてコミュニケーションの時間が減っているというご家庭は多いようですが、大きく成長するにしたがってコミュニケーションは重要になってきます。子供を叱るにしても、『どうしてこんなことをしたのか』という理由を聞き、同意をしつつ子供が納得するように注意をしてあげることが大事になります。
子供は、自分をちゃんと見ていてくれると思うだけで、それに応えようと頑張ってくれるものです。
また、子供の習い事で適度に運動をさせることもストレス発散に効果的です。水泳などは身長を伸ばしたい時にも効果的な運動になりますので考えてみてはいかがでしょうか。
最後に、子供にワクワクする気分転換に連れて行ってあげてください。普段見慣れないものや体験を通して、子供は成長しますし、ワクワクすることでストレスも発散できます。
登山やピクニック、旅行なども良いですし、映画館やコンサート、サッカーなどの観戦に行くのも良いですね。
お父さんお母さんも一緒に楽しむことでストレスを発散できますのでぜひお試しください。