日光には子供の成長を促進する働きがある!?
子供の身長を伸ばしたい時、重要だと言われているのが『睡眠』『食事』『運動』です。
ですが、これらに気をつけたところで、日光に当たらなければ子供の身長が伸びづらいというのをご存知でしょうか。
ここでは、日光を浴びることで子供の成長が促進される理由についてご説明させていただきます。
ビタミンDについて
子供の身長を伸ばしたいときに摂取したい栄養素として、カルシウムやタンパク質、亜鉛ビタミンB群、ビタミンDなどが挙げられます。
お肉や牛乳ばかりに目が行きがちですが、ビタミン類は代謝を促進させたり、栄養素の吸収を行ったりと非常に重要な役割を持っています。
ここでお話したいのはビタミンDについてです。
ビタミンDは小腸でカルシウムを吸収するという役割があり、ビタミンDが足りなくなるとカルシウムの吸収効率は極端に落ちることになります。
『子供の身長を伸ばす=骨を伸ばす』ということですから、カルシウムが吸収されなくなってしまいますと、子供の成長に大きな影響が現れることになります。
などの食べ物を通じ、あるいは日光からの紫外線によって、体内で合成されます。
ビタミンDを摂取するには
ビタミンDを摂取するには、以下の2つの方法があります。
・食事で接種する方法
・日光に浴びることで体内で合成させる方法
食事によってビタミンDを摂取する場合には、大豆製品や魚類に含まれていますのでこちらを食べるようにしましょう。
しかし、食物に含まれているビタミンDの量は微量になりますので、どうしてももう一つの日光に浴びることで体内で合成させる方法に頼らざるを得なくなります。
日光に浴びてビタミンD摂取。その方法は?
日光には、紫外線が含まれていることはご存知ですよね。
この紫外線が肌を通して体内に侵入することでビタミンDを合成することが出来るのです。
『日光に浴びることでビタミンを作る』と聞くと、「植物でもないのに…。」と変な気分になるかもしれませんが、これは人間以外の動物も行っている重要なことなのです。
有名なところでは、亀は日向ぼっこしないと甲羅を大きくすることが出来ないという話ですかね。甲羅はカルシウムですから、食事で摂取したカルシウムを吸収するために日光浴は必須と言うわけです。
日焼けやシミ・そばかすになったり皮膚癌の基になったりしてしまうと最近嫌煙されがちな紫外線ですが、子供の成長を促すためには重要な働きがあるということを理解しておきましょう。
とはいっても、わざわざビタミンDを作るためだけに数時間日光浴をさせるということはしなくて大丈夫です。12月の日照時間が少ない時期では、両手と顔だけを露出している状態で、筑波で22分間、沖縄ではたった8分間で生成できるという研究成果が出ています。
通学で片道10分以上歩いている子供や外で遊ぶ機会が多い子供でしたらビタミンDの合成量は十分だと考えられます。
まとめ
子供の成長のためにはビタミンDが必要です。その理由はカルシウムを摂取する役割をビタミンDが持っているためです。
食事からもビタミンDは得られますが、最も効率が良いのは日光を浴びることです。
日光を浴びることで、一日数十分で冬場でも十分な量のビタミンDを生成することが可能です。
子供の成長を促したい方、子供の健康を気にされている方、ぜひ参考にしていただければと思います。