少食の子供がモリモリ食べれるようになるレシピの選び方
子供の身長を伸ばしたいと考えていたり、健康に気をつかったり。毎日ご飯を作るのは本当に大変ですよね。
それでも、出したご飯をおいしそうに食べてくれれば、そんな苦労は吹き飛ぶというもの。
ですが、一生懸命作ったのに、
「これ嫌い」
「美味しくない」
「お腹いっぱいだから入らない」
などと言って残されるとついついイラッとしてしまったり悲しくなってしまったり…。
ここでは、そんな子供の困った少食や偏食を汲んだ栄養のあるレシピの選び方をご紹介します。
子供の成長を促す食事とは
ほとんどのお母さんは子供が少食だったり偏食だったりということで悩んでいますよね。
それが続くと栄養が偏り、子供の成長を阻害してしまう恐れがあります。
まずしっかりご飯を食べてもらわなければなりません。
そこで、大前提として、子供の成長を促すためにはどのような食事が望ましいのかをまとめました。
朝食
・夜間に使った分のエネルギーを補充するために炭水化物を多めに摂取する
・野菜やフルーツなど、他の食事で摂りづらい栄養があるものを摂取する
・大豆製品や乳製品を積極的に摂る
昼食
・油っこいものや消化に時間がかかるものは昼食で摂取する
おやつ
・おやつ=食事で摂れない栄養を補助する役割がある
・フルーツ類や野菜、イモ類を使ったものが理想的
・ナッツやゴマといった種子類に含まれるアルギニンには成長ホルモンを分泌させる役割があるので積極的に摂取する
夕食
・アルギニンやたんぱく質が多く含まれるお肉や大豆製品を積極的に摂取する
・遅い場合には、睡眠時間までに消化が終えられるような油っこくなく消化に優しいもの(うどん、そうめん、リゾットなど)にする
子供が喜ぶ!レシピの選び方
子供の味覚は鋭く、材料やちょっとした調理法の違いでも嗅ぎ分けて『嫌い』と判断してしまいます。
そして、一度嫌な思いを経験してしまいますと、後々『これは嫌いだから』と残すように。
それを防ぐためにも、どのような料理を子供が喜ぶのかを知る必要があります。
材料
子供が好きでアレンジがしやすい代表的な材料はイモ類(グラタンやコロッケなどの料理)や麺類、ご飯ものといったレシピです。こういった料理に野菜を忍ばせて、少しでも摂取量を増やしてあげてください。
野菜は、産地や生産者によって味の濃さも異なりますのでよく食べるものを探してみると良いでしょう。近くに八百屋がある場合には、ちょっと高くても目利きして美味しいものを入荷しています。
うちの野菜嫌いの息子は八百屋で買ったものだけはよく食べるので…。最近では宅配でもおいしい野菜を買うことも出来ますので参考にしてみてください。
お肉の場合は部位によって風味が違いますので試してみると良いかもしれません。私自身、幼い頃から肉の臭みが苦手であまり食べられませんでしたが、部位を変えて(鶏胸肉→鶏もも肉)下味をつけることで大好物に変わりました。
少食の子供の場合には、たんぱく質源は油っこいものは避けて赤身のものやササミ、大豆製品などを使ってあげると思った以上に食べられますので子供の自信にも繋がりますよ。
また、カレーの風味など、スパイシーな香りには食欲がそそり、少食の子供もモリモリ食べることが出来ます。そういったレシピを抑えておくのも良いでしょう。
調理法
「この食べ物が嫌い」という子供も、なぜ嫌いなのかがはっきりすると意外と簡単に克服できることがあります。
まずは野菜があまり食べられないという場合です。
そんな時に選びたい調理法はスムージー。
野菜の他にフルーツを入れて甘くすることも出来ますし、触感がなくなりますので嫌いなものでも飲めることがあります。
お肉が好きだという子には、野菜をこっそりとお肉の間に挟んだりする一手間があると見た目もおいしそうですし、パクパクと食べることがあります。
肉や魚といったものが食べられないという場合、大半は見た目や臭みが苦手だという子が多いです。
見た目が嫌だという場合には、細かく原型が想像できないくらいにしてあげましょう。臭みが苦手だという場合には、臭みを摂るための下準備を見直してみましょう。
触感が苦手、という場合には切り口を変えてあげましょう。お肉も野菜も繊維に沿って切れば柔らかくなりますし、繊維を断ち切るようにすれば固い触感が楽しめます。
少食の子供には、料理へのトッピングやドレッシング、ジュースにするといったことが有効になります。
トッピングでおすすめなのはゴマや鰹節といった小さくても栄養価の高い食品です。
玉ねぎや野菜をドレッシングやたれにすると、毎日何かの料理にさっと振り掛けられますので簡単に栄養を補うことが出来ます。
ジュースやスムージーには噛むという行為がない分、少食の子供でも満腹感を感じにくくしっかりと栄養を摂取することが出来ます。スムージーにはたくさんのレシピがありそれぞれ健康の効果も変わってきますのでピッタリのものを探してみてください。
見た目
バイキングに行った時、子供が喜んで手にするものを見てみましょう。その見た目は黄色や赤、白や緑と色鮮やかなものが多いのではないでしょうか。
煮物や海藻のように暗い色味のものは、自主的に好んで食べる子供は実は少数です。
「食事は目で見て香りで楽しんで舌で味わう」
とはよく言ったもので、子供は第一印象で口に入れるかどうかを決める傾向にあります。
見た目にも気を配ってあげると、少食の子供も案外ぺろりと完食してくれるかもしれませんよ。
まとめ
ここでは、少食や偏食な子供がどのような食事を好むのか、そのレシピを選ぶコツについてお話しました。
最後に、少食や偏食に子供がならないようにするために、食事の環境が整っているかを確認しましょう。
・TVや本、携帯を見“ながら”食べていない?
・1人で食べていない?
・運動はしている?
・夜は寝られている?
・ストレスは溜まっていない?
食事は子供の成長だけでなく、心身を整える大事な習慣です。
「子供の身長を伸ばしたい」
「健康に育ってほしい」
という方、食事の環境や内容を見直すことで、モリモリおいしそうに食べてくれるようになるかもしれませんよ。